お酒 居酒屋

2008年6月25日 (水)

八幡横丁商店街 立ち呑み「くら」に挑む

 暗い話題がずっとトップにあるのも何なので早々に更新…。

 先日久々の出稽古。メインは「神保町散策」。最近掘り出し物に出会えていないのだが今回は如何に!?

 …の前に腹ごしらえ。都営新宿線「神保町」駅ひとつ手前「小川町」で下車。向かうは蕎麦の名店「神田まつや」さん。

 珍しく迷わずすんなり到着。勘が冴えわたる。2時近くなので合い席とはいえすんなり着席。しかも蕎麦打ちを目の前で見られる特等席。とりあえずお酒と鳥わさを注文。

 最近急に蕎麦喰いになってきた。とは言っても蕎麦のうまさが分かっている訳ではない。ではなぜ蕎麦か。雰囲気がいい。名の通った蕎麦屋ほど佇まいが古めかしく、妙に居心地がいい。どうもこれに尽きるらしい。江戸情緒に溶け込んだ気になれる。またツユがいい。蕎麦の味は分からなくてもツユの違いは分かる。よく「蕎麦の先にちょっとだけツユをつけてズッとすする。これが本当の蕎麦の食べ方だ。」と聞くが、歴史ある江戸前の辛口の蕎麦ツユに出会ってはじめてその意味が分かった気がする。そして蕎麦湯。うどん湯を飲むことは無いが蕎麦湯は飲む。昔の人は「ソバルチン」なんて存在知らなかっただろうに…。

 ぬる燗の酒を飲みながら、つき出しの蕎麦の実の入った味噌を箸先につけて舐める。粋だねぇ~(自己満足)。ただこのまま飲んでてもピッチが速くなりそうなので本でも読もうとポケットからなぎら健壱氏著『東京酒場漂流記』を取り出そ…待てよ……。確かこの本、「まつや」も出てたなぁ。その中でなぎらさん、酒飲みながら鳥わさ食ってた気がするなぁ。これじゃぁ明らかに「あいつ真似してんだ」て思われて、野暮もいいとこじゃないか。という訳で読書は中止。蕎麦打ちを見ながら酒をちびりちびりやることにする(後で読み返してみたらやっぱり酒に鳥わさの組み合わせでした。危ない危ない…)。

 最後の1杯を注いだところで蕎麦を注文。「大もり(もり蕎麦の大盛)」にする。浅草の「並木藪そば」や上野の「連玉庵」には大盛りはなかった気がする。1枚じゃ足りないんだけど2枚頼むとちと値が張る…という貧乏くさい私にとってこの「大もり」の存在は嬉しい。

 ここもツユはやっぱり辛め。軽く箸で手繰ってちょこんとツユにつけて一気にすする。そうめんより味が軽く、さっぱりと感じるのはもしかしたら蕎麦の香ばしさのせいなのだろうか。言わばこれば蕎麦のうまさか。

 蕎麦を打つのが容易じゃないことはずっと眺めていたので分かるが、食べるのはあっという間。ちょっぴり罪悪感を感じつつ「神保町」へ。

 と言っても残念ながら収穫なし。2時間ちょっとの滞在。でも久々の古書店巡りは宝探しやかくれんぼしてるみたいでやっぱり楽しい。再び都営新宿線に乗り「本八幡」へ。

 「京成八幡」。神保町や江戸川競艇への最寄駅「船堀」がある都営新宿線への乗り換えでよく降りるのだがすぐ地下の連絡通路に入ってしまい地上の八幡をあまり見たことがなかった。本八幡向っていろいろ商店街やお店がありそうだ。次回再調査の必要あり向かったのは先日酒場情報通の方から教えていただいた『立ち呑み くら』さん。京成八幡駅のすぐそばにある細い「八幡横丁商店街」。でもいろんなお店が立ち並んでいる。その1角にお店はあった。

 なんと酎ハイ150円!つまみも300円以下という価格破壊。千葉にもこういうお店あるんだなぁ、と感心安心。あまりゆっくりする時間はなかったのだがレバ刺し(250円)も値段の割に量も味も抜群。気付けば酎ハイ2杯、お酒1杯、つまみ計2品を一気に頼んでちょうど1000円。お得な金券も売ってるようなので次回は迷わずそれにしよう。

 本の手土産はなかったが、腹の中にお土産を詰め込み帰宅ラッシュの始まる京成線へ乗り込んだ。

2008年6月 3日 (火)

船橋「一平」「加賀屋」に挑む

 どうも流れが悪い。2つ前の記事を見てもらえば分かると思うが私の本命は『スマイルジャック』だった。なのに…。あんな関係のない夢のせいで…。後で調べたら「マイネルチャールズ」のチャールズさんはスコットランドの人らしい。2度と「ミホ」さんには近寄らない。白石美帆も好きだったけど…。

 そんな訳でゲン直しに出掛けた。目的地は未踏の地「新小岩」周辺の飲み屋群。なかなか面白い大衆酒場が揃っているようだ。

 午後1時過ぎ「PASMO」で八千代台出発。時間もあるし思い切って「小岩」から歩いてみよう、と思い路線図を見上げる…意外と遠いのね。勝手に船橋のチョイ先くらいにしか考えてなかったが、考えてみれば相手は東京都である。「京成八幡」を越え「江戸川」渡っての先である。ちょっと気持ちが萎えた。

 で、降り立ったのが何故か「海神」。昔から名前が気になってしょうがなかった駅だ。何の手がかりもなくガチンコぶらり途中下車だ。

 なかなか古めかしい商店街をウロウロ。大型ショッピングセンターの無い街はこういう商店街が残されているので嬉しい。しかし何の目的もなく歩く身としては何もすることがない。海の神様でも探そう、と思っていたが先にバス停を見つけてしまったので断念。ちょうどやってきた「西船橋」駅行きのバスに乗る。さらば海神。

 時間はまだ2時前。いろいろ飲み屋があって楽しそうな街だが、この時間では看板見上げることしかできない。お預け状態だ。ふと「京成船橋」駅行きのバス登場。再び移動。さらば西船橋。

 船橋。ここにはリサーチ済みの飲み屋さんがある。まずは15:00開店の「一平」。何度か店前をウロウロして偵察。本屋で時間をつぶしつつ15:00を5分ほど過ぎたのを見越して店へ向かう。初めての店へ1番乗りは気が引ける。

 着いた時には既に5組ほどの人がいて場が温まっている。気兼ねなく暖簾をくぐる。まずは酎ハイ(210円)に煮込み。「豆腐入れますか」の問いにハイと答える(480円かな?)。すぐに目の前に運ばれてくる。いいテンポだ。酎ハイで喉を殺菌して煮込みをつつく。黒いのは牛フワだろうか。しょっぱさがちょうどいい。豆腐にも味がしっかり染みている。更にまぐろのほっぺのフライ(350円)と鯖の塩焼き(250円)を注文。もともとまぐろの身よりカマ等の部位の方が好きな私。脂がのって柔らかい肉が最高にうまい。鯖も脂がのっていて身が柔らかい。最高の焼き具合。3杯ほど飲んで40分ほど滞在してお勘定。船橋にこんな飲み屋があったとは知らなんだ。感動。

 酔い覚ましにゲーセンで10枚メダルを買って遊ぶ。一時30枚まで増え100円で十分時間が潰せた。

 次に向かったのが「加賀屋」。看板にはもつ、活魚と掲げてある。開店は16:00。10分ほど回っての出陣だが店内は既に賑わっている。船橋はスタートダッシュがいい。ハイボールにレバ刺しを注文。ここのハイボールはグラスに「天羽エキス」入りの焼酎が注いであり、別に炭酸が1本付くスタイル。従って最初は濃い酎ハイで次第に薄くなっていく。どうやって飲むのが正解だったのだろう。お代わりした時は空いたグラスに新しい焼酎を半分移し炭酸を半分ずつ入れて飲んだのだが…。

 レバ刺しは350円にしては素晴らしいボリューム。感動してタン刺しを追加。問題は焼き物である。一皿4本360円とあるのだが、同一のもの4本、しかないようだ。ひとり客にはちと辛い。でも食べたかったので1番の好物カシラを塩で注文。程よく脂が乗っていて最高だ。

 ここも40分ほどで撤収。刺身に付いていたにんにくの臭いが口内に充満している。合わせて5杯のお清めとなったが結構いい感じの酔い具合だ。加賀屋のハイボールが濃かったのだろうか。ひとりなら一平。2人以上なら加賀屋、そんな印象の今日の研究成果。

 ゲン直しはできただろうか。今日の高松宮記念杯優勝戦で占ってみよう。

2008年4月28日 (月)

やきとんのフルコース?「埼玉屋」に挑む

 先週のことである。

 遂に挑む時がきた。目指すは東十条『埼玉屋』。究極のやきとん(とんだけではないようだが)を食わせる店と名高いところである。

 いろんな書物やサイトをみて夢に出るほど気になったお店だ。が、引っ込み思案の私は少し腰が引けていた。まず第一に「東十条」が降りたことのない地であること。次に大将がなかなかの曲者であるらしいこと…。 しかし「究極の…」と聞かされて引き下がっている訳にはいかない。意を決して出かけた次第である。

 もしかして初めてかもしれない、京浜東北線。初めてみる駅名もある。上中里…んー知らん。そもそも関係者には申し訳ないが「北区」自体耳馴染みがない。日暮里からそう遠くない割にこれほどまでに知らない土地があるとは自分でも驚きだし新鮮だ

 まず少し足を延ばし「赤羽」でぶらり。この街にもいろんな飲み屋があるらしい。ブラブラしながら見つけたのは立ち飲み屋『いこい』。朝7:00から営業とは驚きだ。こういうお店があるだけで「いい街」と思ってしまう。しかも酎ハイなんと180円。つまみも煮物、生モノ、焼き物、揚げ物…勢揃いである。「埼玉屋」への緊張を和らげるためにちょいと立ち寄る。

 さぁ、東十条。16:00開店で現在15:30。いい時間だ…が迷い迷って店に到着は開店10分前。詳細は省くが今日1日迷いっぱなし歩きっぱなしだ。店前には7人ほど並んでいる。少し離れた「新潟屋」というお店にも多少の列が見えた。激戦区なのか。

 開店を待って店内へ。焼き場を囲むコの字のカウンター席に座る。まずは飲み物から。実はここの名物はやきとんだけではない。シャーベット状に凍らされた焼酎で作るレモンハイと生ホッピーもまた名物なのだ。1手目はレモンハイから。キンキンに冷えているので氷は使わない。飲み口に軽く塩を塗って出来上がり。和製ソルティードッグといったところか。ちなみに和製カーペンティアと言われたのは寺西勇。

 閑話休題…。全員に飲み物が行き渡ったところで噂の大将登場。軽く全員を見渡しながら「焼き物はどうする?」と聞いてくる。ここがこのお店の最大の特徴。普通、焼鳥屋などに行くと「レバーとねぎまをタレで。」という注文になるのだが、「埼玉屋」では大将に身を委ねるのが基本。そうすると大将がお薦めのネタをお薦めの焼き方でお薦めの味付けで食べさせてくれるのだ。この日も全員が「お任せします」と答えていた。むろん私も…。

 「じゃあレバーから。今日のレバーは甘いよ。みんなレアで大丈夫?塩でいくよ。」と言いつつドンドン炭火の焼き台で焼いていく。半生のレバーが確かに甘い。「次は上シロだ。」噂の上シロ…。ある体験記によると口の中で溶けるとか…。ホントだぁ…口の中でとろっと白子のように溶けていく!カルチャーショック!!濃厚な焼きトンにさっぱりとしたレモンハイがすすむ。

 飲み物を生ホッピーに切り替えひたすら焼きトンを食う。「どうだ。うまいだろ。」自信満々に言い放つ大将。「最高っすねぇ…。」そう答えるしかない。問題は1ネタ2本ずつ焼かれていくこと。2人組なら問題ないが私のようにシングル戦を挑むものは2本をひとりで平らげていかなくてはならず、さながらハンデキャップマッチの様相である。悲しいかな、気持ちとは裏腹にかなりおなかは満たされてきてしまった。

 「次はハツだ。どうだ。まだいけるか?」相変わらず大将は全員に聞いていく。みんな「どんとこい」といった感じだ…。「どう?ハツ?」私は大将に恐る恐る答えた。「今日ってシャモあります?」そう。私はここのサルサソースで食べるシャモというのをどうしても食べてみたかったのだ。「あるよ。ちっと待ってな。じゃあ、ハツは…。」「すみません。飛ばして下さい」。ひとりだけスルーしてしまった。このあとどうなるか…。

 「おい。シャモ、先持ってきて。」そう言って大将は私の為にシャモを焼いてくれた。さっぱりとしながらも噛みしめる度に溢れる肉汁。お腹もなかなかいい感じだし、これで締めようか…。「次はカシラだ。うまいぞぉ。」カシラ!?私の大好物だ。「すみません。僕もカシラもらっていいですか?」戦線復帰。「おお、いいよぉ。ホントはさ、最後にシャモで締めっとさっぱりしていいんだけど。」

 「埼玉屋」に対する評価のほとんどはこの大将に対する評価が占めている、といってもいいだろう。味は申し分ない。これはみんな一致するところ。後は大将の「お任せスタイル」が合うかどうか。もちろん個別に注文することもできるようだが私は見ていないのでわからない。ただ、雰囲気的にできなそう、というのが率直な感想。「押しつけがましい」とか「好きなものをゆっくり味わえない」という評価もいくつか見た。それも分かる気がする。が、私の感想は「任せてよかった」であるし、次回も「お任せ」したい。「自信のある肉を最高の状態で食わせる」大将のスタイルは徹頭徹尾これに尽きる。しかし「押し付け」ている訳ではなく、私のようにひとりで来ているものにはそれなりに融通もきかせてくれた。しかも「自慢のレバーで客を引きつけ、最後はシャモのサルサソース添えでさっぱりと」という流れをイメージしているところは「埼玉屋劇場」と評してもいいくらいだ。

 大将のお任せに最後まで付き合えなかったのは痛恨の極みだし、他のメニューも味わいたかった。が、それは次回は妻とタッグを組んでリベンジする、というアングルにつながる。近々リターンマッチといきたい。

2008年4月22日 (火)

さらば上野・聚楽台

 今朝の『朝ズバッ』を見ていて驚いた。上野のファミリーレストラン、西郷さんの銅像の正にお膝元(?)にある『レストラン聚楽台』の閉店。昨日近くまで行っていただけに素通りしてきたかと思うと正に痛恨の極みである。

 「何か腹は減ってるんだけど、何を食べたいかわからない…。何にしよう。」そんなときは『聚楽台』に行けばよかった。和洋中から陸海空まで(?)すべて揃っている。いざ入れば「腹はますます減ってきたが、何を食べるか迷うなぁ…。何にしよう。」ということになる。刺身もあり、麺類もあり、洋食もある。洋食と言えば、オムライスにナポリタンにハンバーグにエビフライののったプレートは洋食の教科書のようなメニューである。迷った時はこれしかない。しかもこれで1000円はしなかったはずだ。これだけ揃っていれば、どんなメンバーでも食べにいける。老人連れ、子供連れ、恋人同士、仕事の付き合い…。さすが元祖ファミリーレストラン。

 店内の雰囲気も独特で、地元の人、遠方からの上野観光の人、沿線から買い物にきた人、北の玄関口である上野駅を利用した東北の人……いろんな人がいる、と直感的に感じさせてくれた。

 「元祖ファミレス」と言われる『聚楽台』だが、私はここには「レストラン」という感覚を実はあまり持っていない。むしろ「大衆酒場」という感じを持っている。だだっ広い座敷にいろんな人が座ってガヤガヤし、テーブルの上には昼でもビールジョッキ。これが『聚楽台』のイメージである。ここはテーブル席もあるが雰囲気を楽しむならやはり座敷がいい。私も昼飯目当てだろうが他店より大きな中ジョッキで必ずビールを飲み、満腹になった後は寝っ転がらないまでも足を伸ばしてリラックスしたものだ。。

 一部には「建替えによる一時休業」という情報もある。「閉店」なのか「休業」なのかはわからないが「あの雰囲気あってのあの味」という気もするのでいずれにしろ寂しさは募る。

 最後に「モダンタイムス的回顧」。今回は『レストラン聚楽台』が開店した1959(昭和34)年

 おそらくこの年1番の出来事はブームを巻き起こした「今上天皇(現陛下・当時皇太子)と美智子様のご成婚(4月10日)」だろう。これに合わせてかどうかはわからないが、フジテレビ等テレビ局の開局も相次いでいる。スポーツでは長嶋茂雄のサヨナラホームランでおなじみ巨人阪神の天覧試合。6月25日のことである。週刊少年サンデー・マガジンの両雄が創刊(3月)。伊勢湾台風来襲(9月26日)。芸能界ではザ・ピーナッツがデビューし、第1回レコード大賞も選出されている(水原弘『黒い花びら』)。

 競馬界。年度代表馬はウイルデイール(皐月賞他11戦6勝)。ダービー馬コマツヒカリ。有馬記念は秋の天皇賞に続き牝馬のガーネットが勝っている。しかし1番の出来事はハクチカラによる日本馬初の海外重賞制覇(2月23日)であろう。この後の日本馬による平地の海外重賞制覇は1995年、香港でのフジヤマケンザンまで待たなければいけない。

 プロレス界。まだ新日も全日も無い時代。それどころか馬場も猪木も入門前のことである。第1回ワールド大リーグ戦開催。主な出場選手は力道山、豊登、遠藤幸吉、ジェス・オルテガ、キング・コング、元祖覆面レスラーミスター・アトミックら。優勝は力道山。

 

 

2008年4月15日 (火)

深川散策と煮込み2本勝負…後編

 前回の続き

 「森下」から都営新宿線で「神保町」に着き早速昼飯。せっかくの深川旅。「深川丼」も候補に挙がったのだが意外と高値だったのでお気に入りのカレー店「ボンディ」でいただく。ここはどういうわけか蒸かしたジャガイモが2個ついてくる。カレーは勿論だがこれも楽しみのひとつ。

 何軒か古書店をまわって再び森下へ。時間は16:30。『山利喜』の開店は17:00なのでちょうどいいじ、かん…って店前はすでに長蛇の列。慌てて並ぶ。Dscf2460

 私自身「山利喜」は2度目。前回は17:00丁度に並び1時間近くそのまま。結局門前で断念している。今度こそここの煮込みを味わわなければ。

←本館は2008年8月から建替工事に入るらしい

 巷で言われている「東京3大煮込み」については本ブログでも何度か紹介しているが改めて説明すると、ここ「山利喜」のほか「北千住・大はし」、「月島・岸田屋」で3大。おなじみ「立石・宇ち多゛」、「門前仲町・大坂屋」を入れると5大となるようだ。

 無事入店し、噂の「煮込み玉子入り(600円)」と「ガーリックトースト(300円)」、それにもつ焼きを適当に頼む。ここは大衆酒場の割に客層が若い。飲んでいるものもチューハイ(380円)よりワインの方が目立つくらい。軽く違和感を感じる。お待ちかねの煮込み。一般的なもつ煮込みのイメージで食べると「ん?」と思うがこれはこれでうまい。この汁に「ガーリックトースト」をつけて食べる、という食べ方は名物と呼ばれるとおりピタリとあう。しかし私はどーも違和感が拭い切れない。まず値段。そして客の回転の悪さ。他の大衆酒場とは明らかに一線を画す店だ。もちろんひと品ひと品うまいことは間違いないし、行列ができるのも頷けるのだが…。

 2杯ほど飲んで2軒目へ。「森下」から都営新宿線、半蔵門線を乗継ぎ「北千住」へ。方向音痴の私の案内のせいで迷いながら何とか到着(前回ひとりで来た時も迷っている)。幸いタイミングよく待つ人もなくすんなり席へ。迷ったおかげか。「千住で2番 名物牛煮込み(320円)」に「海ブドウ」「おしんこ」に焼酎のボトル(キンミヤ600ml 氷、梅シロップ、炭酸1本付1250円)を注文。ひとりのときはさすがに頼めなかったが妻と二人なら鬼に金棒。炭酸を追加しつつ飲み進める。

 ここは「牛煮込み」は勿論だが店員さんの客あしらいも名物のひとつ。無駄なく威勢よくまさに「テキパキ」という言葉を具現化した状態。妻も感心しきり。「牛煮込み」もかみしめるたびに程よく甘辛いツユが口に広がる。Dscf2461

 あっという間にボトルを空にし退店。充実した時間だった。酔い具合もちょうどよい。ラジオ出演が昨日のことのように感じられる。

 これで一応3大煮込み制覇ということになった。わが夫婦的には「岸田屋がキングオブ煮込み」ということで一致した。もちろんどれもうまかったのだがこちらが想像する煮込みと出される煮込みが一致するのが授賞理由。まだ「大坂屋」が残っているので5大煮込み制覇はお預けだがやはり煮込みは店にも客にも愛されるメニューである、ということを再確認した。

深川散策と煮込み2本勝負…前編

 12日(土)、古書買い入れの為臨時休業頂き、神保町へと行ってきました。残念ながら収獲はありませんでしたが…。

 今回は妻を連れ立っての出張だったため、ついでとばかりに予定を詰め込んでみました。

 題して「深川散策と煮込み2本勝負」。まだぶらりしたことのない深川を散策しながら、「東京3大煮込み」と酔いどれ達から賞賛されるうちの2店「森下・山利喜」「北千住・大はし」をめぐる欲張りツアー。ま、先週も吉祥寺で同じようなことしてますが…。

 まずは東西線を使って「門前仲町」へ。富岡八幡宮から深川不動堂をぶらり。参拝後、深川不動堂の参道で早くもお酒を一杯…といっても正確には甘酒。本等でも紹介されている名物おばあちゃんのいる『清水甘酒店』。店先の縁台に腰掛け早速注文(1杯300円)。ぽかぽか陽気が心地よい。

 ところが向かいにいた男女に声をかけられたことからのんびりムードは一変する。「すみません。これからラジオの中継をするんですが、甘酒の感想コメント頂いてもいいですか?」「えぇ。構いませんよ。」と平静を装い笑顔で返したものの内心大パニック。しかし中継局のチェックも怠らない。どうやら地元の(?)FM局のようだ。全国放送でなくちょっと拍子抜け(今だから強気になれる)。

 いよいよ本番。男性が少し離れた所からレポートを始める。おばあちゃんはのんびり注文した甘酒を用意。「おばあちゃん、早くくれ!こっちは味をみて感想を言わなきゃならないんだ!」レポーターは少しずつ近づいてくる、が甘酒はまだ来ない。頭の中で飲んでもいない甘酒の感想をシミュレーションしてみる。

 ようやく甘酒到着。そしてレポーターも到着。おばあちゃんとのトークが始まる。その間こっちは危機甘酒…じゃなくて利き甘酒に没頭。「あっちぃーっ…」味なんかわかりゃしない。ガイドブックに「ここの甘酒にはショウガが入っている」という紹介が書いてあったのを思い出しそれを元にコメントを構築。

 「それではお客さんにもお話を聞いてみましょう。」というフリの後イヤホンを装着し満面の笑みでコメントを流暢に語る。笑みはラジオなので何の意味も持たないのだが…。

 1分ほどレポートをお届けしてお役御免。やっと夫婦に平穏な日常が戻る。改めて甘酒を味わう。どろっとして濃厚だが生姜のせいか甘さはきつくない。とはいっても苦い甘酒、しょっぱいレポートになってしまった…。

 店を出て『清澄白河』方面へ。途中地獄に寄る。Dscf2424_5 Dscf2423_3

←地獄放映中って…

 ここには願い事別に分かれた賽銭箱にお金を入れると閻魔さまからありがたい言葉をいただける、という素晴らしい装置がある。

 その後、江戸の町並み(深川辺り)を再現した『江東区深川江戸資料館(入館300円)』、『清澄庭園(150円)』、『田川水泡・のらくろ館(無料)』に立ち寄り「森下」から1度「神保町」へ。

 そして散策夜の部へとなだれ込む。 つづく

 

2008年4月 9日 (水)

お伊勢参りならぬ「いせや」参り

 日曜日。突然思い立ち西荻窪・吉祥寺に行くことにした。

 きっかけは妻の見ていた「パン特集」の雑誌。そこに出ていた西荻窪の行列のできるベーグル屋さんに行きたい、と妻がつぶやいたことから始まる。

 妻は月に1度西荻窪までフラワーレッスンに通っているので慣れた地なのだが、普段下町をぶらぶらしている私にとって「新宿以西」は西遊記の悟空一行が天竺を目指すようなもの。私はちょっと渋った。

 が、ちょうどその日。井の頭公園で興味深い音楽イベントがあったことを思い出した。でもまだ冒険に出るにはちとまだ気が重い。

 井の頭公園=名店『いせや』

 そんな等式が頭をよぎった。これで腹は決まった。いざ天竺へ!

 西荻窪のベーグル屋『Pomme de terre(ポム ド テール)』に着いた時には既に15人ほどが列を作っていた。並んだ瞬間に後ろにも続々と列が出来ていく。なかなかの賑わい。

 ある時。列に並んでいる人に自転車に乗ったおばさんが声をかけた。「これ、何のお店ですか?」「ベーグルです。」そう聞いたおばさん。自転車をスタートさせながら「あぁ、パンね。」そう言い残して去って行った。「ベーグル」という正確な情報を得たにも関わらず勝手に「パン」と変換させてしまったおばさん。並びながら「俺は最高のベーグルを得るためにここにいるんだ。」そう強く思った。

 が、列がだいぶ前に進んだ頃ふとあることが頭をかすめた「ベーグルって何?」もし私が同じように誰かに聞かれたら…。「これ、何のお店ですか?」「ベーグルです。」「そう…。ベーグルって何?」「……。パンです…。」これではさっきのおばさんと一緒だ。恥を忍んで妻に聞いた。「ねぇ、ベーグルとパンってどこが違うの?」「……知らない。か、たち…かな?」ベーグルの定義を知らず列に並ぶ夫婦…。(注:簡単に言うと、生地をそのまま焼くのがパン。一度茹でて焼くのがベーグルらしい。)

 30分ほど並びベーグルを買いそのままバスで吉祥寺へ。井の頭公園で青空の下食べることにする。好天と名残の桜の影響か。吉祥寺も井の頭公園も大勢の人でごった返している。

 目当ての音楽イベント『音響ジャム』は公園の外れで行われる。途中買った缶ビールをあけベーグルを頬張る。もっとしっとりしたものかと思ったら周りはカリッと、中はふっくら。外で食べるにはおにぎりやこういった片手で食べられるものがいい。

 『音響ジャム』。久々にくじらや小峰公子さんのヴォイスや様々な笛と電子音の融合を楽しむ。大自然に囲まれながら聴いているとあたかも音楽が地球のメロディーと人間のノイズを醸し出しているように感じられる。

 イベントが終わる頃、缶ビールはすでに3つ空になっていた。気分よく『いせや』に向かう。今回で2度目となる「いせや」は相変わらずの大盛況。老若男女いろんな人が一つ屋根の下酒と会話を楽しんでいる。「いせや」と言えば何といっても「高田渡」。たまたま携帯にダウンロードした曲が入っていたので何度となく「流しちゃおうか」という衝動に駆られる。

 瓶ビールは当店でもおなじみ「サッポロラガー(赤星)」。焼き鳥や刺身をアテに飲む。ワインに氷をぶちこんだ「かち割りワイン」に切り替え更に飲む。外はまだ明るい。

 モウモウとあがる煙に見送られながら店を後にする。なかなか程よい酔い加減。ちょっと上野へ回り道して『たきおか』でもう1杯。

 夫婦共々自然と音楽とお酒を堪能できたいい日だった………が、次の日膝の半月板の痛みが再発した。昼酒のツケ、とは思いたくないが…。

 

2008年3月23日 (日)

浅草探訪

 前回、ひとり泣きに泣いた、という話を書いた。今回はその次の日の話。

 瞼が重い日曜の朝。天気予報では晴れ。しかも暖かくなるらしい。外ではそれを裏付けるようにこの間のウグイスが「ケキョケキョ」言っている。

 「さてせっかくの好天。どこかへ行こう。」

 という訳で顔を洗ってバタバタ家を出る。こんな日は歩くに限る。地井さんじゃなくてもそう思う。改札にパスモを通してホームへ。今日も谷根千(谷中根津千駄木)ぶらりか。上野にするか。神保町にするか。深川にも行ってみたいが妻も行きたがっていたので今回は却下。「私も行きたかったぁ~!」と妬かれるのがオチだ。

 ふとやってきたのは快速羽田空港行き。 「ふむ。久々浅草にしよう。」

 パスモやスイカだとこんな行き当たりばったりな旅ができるのがうれしい。まずは腹ごしらえ。ずっと前から行ってみたかった蕎麦の名店『並木藪そば』へ行く。

 普段並んでまで何かを食べようなんてことは思わない。ひとりなればこそだ。5組ほどの待ち人の後に続き15分ほどで店内へ。ざるそば2枚を注文(大盛りはないようでみんな2枚、3枚と注文している)。ほどなくして蕎麦登場。噂の辛口のツユ…ちょっとしか入っていない。がここはそれで十分なのだろう。1枚目は薬味なしでいただく。ちょっとすくって3分の2くらいまでツユにつけて一気にすする。噛み切るなんで無粋でいけねぇ(急に江戸っ子)。そばの香ばしさに辛口のツユが合う。一気に食べ終え蕎麦湯で一休み。長居は無用だ。さっと席を立つ。

 次に向かったのは『マルベル堂』。プロマイド屋さんだ。昔の俳優からちょっと前のアイドルまでせまい店内にびっしりとプロマイドや写真が貼ってある。懐かしい。4枚(1枚315円だったか)ほど買って店外へ。え?誰を買ったかって?永遠のアイドル「大場久美子」と腐ったミカン加藤優こと「直江喜一」、「川上麻衣子」、そして「志穂美悦子」…。

 次に場外馬券場近くにある飲み屋街、通称「煮込みストリート」へ。あちこちで賑やかな声が聞こえる。それに混じって聞こえる競馬の実況。どこかで1杯と思いつつウロウロしたが想像より値が張る(どんな相場を想像してるんだと言われそうだが)。2往復ほどして退散。

 完全に「ちょいと1杯モード」になった私は東武浅草駅近くにある立ち飲み串揚げの店『光家』へ。1本ずついろいろ楽しめるセットを頼んでテレビを見ながらレモンハイで1杯。揚げたてのフライものを食べるのは久々だ。ふと、天ぷらの立ち飲み屋って無いのかな、なんて事を考えつつ2杯めのレモンハイ。

 このエリアは便利な観光循環バス『めぐりん』が走っている。上野周辺を3つのエリアで分けて100円で乗り降りできる。私はそれに乗って千駄木へと向かう。

 まずはいろいろ宝探しをさせてもらっているアンティークショップ『不思議(はてな)』さんへ。我が『モダンタイムス』店内で時を告げている振り子時計はここで見つけたものだ。その経過報告を兼ねつつ宝探しを敢行。『下町酒場巡礼』、『与太郎戦記 春風亭柳昇著』、1985年発行の駅弁の図鑑、計3冊を発見、即救出。その後喫茶店『乱歩゜』で休息。持っていた西村京太郎の本を読む…(失敬)。

 再び『めぐりん』に乗って今度は上野へ。ガード下の『大統領』ではしご酒……と思ったら並んでる…。それならと立ち飲み屋『たきおか』へ。混んではいたがひとりなのですんなり入店。酎ハイを飲みつつアテ探し。ここは刺身、焼き物、揚げ物とちょっとずつ低価格でいろいろ食べられるので欲張りな私にはピッタリだ。レモンハイ、ホッピーと酒を変えつつ1時間ほどで2000円チョイ。いい感じの酔い具合smile

 夜風を感じつつJR上野駅へ。茨城帰りの妻を待つ。帰りは贅沢にイブニングライナー。缶チューハイで無事の帰還を祝い乾杯。ちょっとうれしいふたり酒

2008年2月21日 (木)

不連続シリーズよっとけない「立石再び」編

 月曜の休業日を利用して久々に立石に行ってきた。

 立石には同業者としてもひとりの酒飲みとしてもリスペクトしてやまない「宇ち多゛」がある。本ブログでも何度か書かせてもらっているが知り得る限り自分の店を除いて最高の飲み屋だと思っている。

 が、今回の目当ては「栄寿司」さんだ。

 カウンターで板さんに直接ネタを注文して寿司を食べる。これほど「粋」なことはない。が、これほどの贅沢もない。ちなみに私の食べる寿司はもっぱら「スシロー」専門だ。ここ「栄寿司」は立ち喰いの寿司屋さんだ。それほど意気込むことなくカウンターで寿司をつまめる、そんな予感がしていた。なにより1貫100円、200円、300円という値段が明朗でいい。

 今まで旅行中を除いてひとりで廻らない寿司屋にしかもカウンターに座ったことはない(栄寿司は座れないが)。午後1時チョイ前、大いなる期待と大いなる緊張感を持ってのれんをくぐった。

 店内には3人ほど先客がいたが早速空いているスペースへ通された。おしぼりとお茶が出される。手を拭きながら店内をぐるーっと見回す。あんまりキョロキョロするとみっともないのであくまでクールに…。お勧めのネタが書かれたホワイトボードを発見。そこから鯛と白子を注文。34歳。大人への第1歩だ

 ほどなくして目の前に置かれる。注意したいのはひとネタ注文したら2貫ずつ出てくる、ということ。1貫200円のネタを頼んだら400円になる、ということを覚えておこう。

 それにしても皿にのってないお寿司は本当に久しぶりだ。ビールも頼むつもりだったが初回の今日は少しでも多くのネタを味わいたいのでお寿司に専念することにする。しっかり見なかったので確かかどうかわからないが箸はないようだ。汁ものもあるので言えばくれるのだろうが、元々手で握られた寿司は箸を介さず手で食べる、がモットーの私。ただ立ち喰いの為、醤油皿から口までが遠い。どう食べるのが正しく、或いはかっこいいのだろう…。 もちろんネタも腕もいいのだろうが、握ってすぐの寿司はやはりうまい。わさびもしっかり効いている。味わいながらホワイトボードに目をやる。

 生ガキ、サバ、中トロ……気づけば結構食べてしまった。値段は同じものをスシローで食べたときの3倍、といった感じだろうか。本当はちょっとつまんでさっと帰る、のが更に「粋」なのであろう。本格的に「食事」をしてしまえばそれなりに値は張る。気持に余裕のある次回はビールで腹を膨らませるかしてネタを絞って楽しもうと思う。

 さて時刻は午後1時20分。ちょうどいい。何が?って「宇ち多゛」に並ぶ時間のことだ。せっかく目の前まで来ているのにこのままでは帰れない。今日は豪華2本立てだ。

 相変わらず列はもうできている。が、これなら開店と同時に座れる。こちらはだいぶ慣れてきたのでネタを絞っていく。タンナマにレバナマ。シンキ。カシラを素焼きでいってデザート感覚のシロタレアブラタレ。胃が弱り気味なので飲み物は焼酎ではなく日本酒でいってみる。

 相変わらず客捌き、味、見事である。また客のお行儀もいい。まさに「宇ち多゛ワールド」だ。3月3日から170円に対して10円の値上げのようである。まぁそれくらいなんてことはない。

 久しぶりに贅沢をして気分リフレッシュ。頑張るぞ!

2008年1月 7日 (月)

営業時間の変更について

 明けましておめでとうございます。

 突然ですが、営業時間の変更のお知らせです。

 火曜から金曜まで、営業時間を

     15:00~23:00

                  といたします。

 夜の営業をちょっぴり伸ばしましたので、ごゆっくりおくつろぎください。

 さて、昨年は金運的にはギャンブル運も含めてふるわない年でありました。某占い的には「大殺界」という年だったようです。今年は少しでも好転を…とも思ったのですが5日の金杯で惨敗。買った馬が掲示板にすべてのっているにも関わらず無一文、という有様。おまけに新年早々(初夢でなかったにせよ)号泣しながら目を覚ます程の夢を1晩に2度も見る、という不安定さを露呈しております。

 いやぁ、船橋大神宮のお力が弱まっているのだろうか…。

 気を取り直して…。今年注目と言えば何といっても「サザエさん」の6000話目(そうか?)。年間大雑把に50週として、各回3話ずつ。1000話でも6年強かかる計算。

 昨日(08年1月6日)の放送で、波平が花沢さんのお父さんの携帯電話を借りて電話しているのを見て、「サザエさん家もついにデジタル化か」なんて思ったりもしたが、道端のおでん屋台から自宅の黒電話に掛けているあたりに「サザエさんイズム」を守り抜く執念を感じた。

 ところで、昔磯野家の隣に「浜さん」という画家一家が住んでいたのを覚えているだろうか。更に三河屋の御用聞きの三平さん。彼らはずっとサザエさんにレギュラーとして出演していたのだがある回で揃って引っ越しや帰郷で姿を消した(ちなみにこの回ではイクラちゃん一家も引っ越している)。私はその回をずっと区切りの3000話目だと思っていた。

 が、調べている人はいるもので、このエピソードは実は2400話目(1985年)であることが判明。「6000話目にも何か起こる」と思っていた私は少々拍子抜けした。

 が、できればキリの6000話。何かあっと言わせるようなエピソードをやってほしい。順調にいけば3月あたりになるか。

 新年1発目のブログがこんなんでいい?今年もどうぞよろしく。

2007年11月26日 (月)

酔いどれの不連続シリーズよっとけない「津田沼・ギュートン軒」編

 これまで立石「宇ち多゛」、町屋「ときわ」、北千住「大はし」と書いてきた「○○に挑む」シリーズは新たに不連続シリーズ『よっとけない』としてお伝えしていきます。小心者の店主が初めてのお店に挑む「大衆酒場紀行」。これからもどうぞよろしく。

 閑話休題。今日はわが我楽多酒場モダンタイムスの定休日。

 そんな訳で免許の更新手続きに幕張へ出かけたついでに津田沼へ寄り道してみた。

 目的は昔から気になっていた飲み屋(らしきお店)に行くため。駅前通り(?)のビルに挟まれながらふっとこじんまりとしたたたずまいを見せるちょっと古めかしいお店。その正体をつかむべく途中下車してみた。

 場所はJR津田沼駅から新京成・新津田沼駅へ向かう道の途中。右手側のアーケードにある。名を「ギュートン軒」というらしい。開店は午後3時。いい時間だ。早速店内へ。

 立ち食いソバ屋を思わせる店内にはすでに4人ほどの先客。システムも立ち食いソバ屋同様、まずカウンターで注文し会計。注文の品を持ってカウンターテーブルへという手順。もちろん立ち飲み。

 とりあえずチューハイ(280円)と煮込み(250円)、メンチ(180円)を頼む(注 各値段は記憶を元に書いています。参考程度にご覧ください)。やはりこういうお店はチューハイが合う。お金を払ってチューハイ、煮込みを持ってテーブルへ。揚げ物は注文後揚げるようだ。

 まずは煮込み。味噌仕立てだろうか。甘めの汁がモツ、豆腐にしっかりと染みている。値段の割に量も多い。チューハイは、焼酎、氷、レモンの入ったグラスと炭酸の瓶を別々に渡されるので、ホッピーのように割り方を調整して中だけ頼めるスタイルか。私は炭酸1本1回で使い切ったので軽めのチューハイとなった。後出しのメンチは小ぶりながらアツアツ。

 その間もひっきりなしにお客さんが出て入って、している。時間を考えればかなりいい回転だ。

 しかしやはり立ち飲みはいい。「平日の昼から飲む」というちょっとした贅沢感と共に起こるちょっとした罪悪感を軽くしてくれる。腰を据えて飲んでしまうとどうしても「昼から飲んだくれてる」という思いが強くなるし、周りも「昼間っから…」なんて見方をする。が、立ち飲みは「小腹がすいたついでにちょっと喉を潤すだけ。」なんて思いで入って、それほど酔わず出てこられる。周りの人もソバ屋かなんかと思っているかもしれない(ことを祈る)。だから大義名分が立つし、後ろ指差されることもない(ことを祈る)。おまけにこの店の場合、追加ごとにカウンターに行って支払いをしなければいけないので非常にアクティヴに飲める。

 ま、そんな訳で今回もヨソ飲みを満喫してしまった。

 ちなみにモダンタイムス。うどんもやってるので本当に「小腹がすいたついでに飲んじゃう」が実践できるお店です。が、うどん屋と思ってる人はいないと思う…。

 

2007年11月21日 (水)

大はしに挑む・・・最終章

 千代田線で千駄木から北千住へ向かった、と言うのが昨日までのあらすじ。

 ようやく舞台は北千住へ

 ネットで酒場についていろいろ検索していると『東京3大煮込み』もしくは『5大煮込み』なんて記事によく出くわす。

 3大とは月島「岸田屋」、森下「山利喜」、そして今回の目的地、北千住の「大はし」。この3店の煮込みを指すらしい。ちなみに先述の立石「宇ち多゛」、門前仲町「大坂屋」の2店を加えると「5大」ということになる。

 以前、漫画『美味しんぼ』の影響で岸田屋には行ったことがありそこで煮込みを食べている。また山利喜にも並んだことがあるので(あまりの列で途中リタイヤ)3大店舗すべて訪れる、ということになる。まぁ食べてなきゃ何の自慢にもならないが…。

 そんな訳で、初上陸の北千住駅前を大いに迷って(丸井裏手を右往左往…)ようやく店の前へ。時間は16:50前後。開店は16:30のようなので満員だとしたら一回転分待たなければならない。もしそうなら相当待つことになる。

 が、幸いカウンターに2席ほど空席があった。早速店内を見回す。店内一面にメニューを書いた短冊が貼られている。町屋「ときわ」同様何を食べるか迷いそうだ…。

 早速ビールと名物「肉豆腐」を注文。「あいよっ!」と笹野高史風(?)の大将が答える。ほどなくしてテーブルにタンッタンッタンッと品物が並ぶ。その置き方は乱暴ではあるが大将のきびきびした動きと威勢のいい声でむしろ小気味よい。

 さて、肝心のお味は…。豆腐に甘めのツユと肉の旨みがしっかり染み込みうまい。ビールによく合う。

 が、ここでは大半の人が焼酎のボトルをキープして飲んでいる。キープは1か月。氷と梅シロップがつくようだ。私もそうしたいとこだが遠征組なので我慢。でもせっかくなので梅割り(焼酎)を追加。ビールをチェイサーにする。

 そろそろ食べ物も何かもうひと品…。目移りするメニュー。肉豆腐をおかわりするか、お新香でさっぱりするか、それとも……。で結局「自家製たらこの煮こごり」を注文。自家製、とわざわざ書くのが気になる。

 この煮こごりはほぐしたタラコを敷き詰めた容器に煮汁かダシで味をつけた寒天を流し固めたもの、と見たがどうだろう。しょっぱいゼリーといった感じだったが普通の煮こごりよりさっぱりしていた。

 さぁ、千葉からの遠征組は早々に撤退。お勘定は大将がどでかいそろばんで計算してくれる。いちいちやることなすこと味がある。威勢良く送り出されて退店。時間は17:30を少し回っていた。

 店内は夕方5時を前にして超満員。肉豆腐という看板メニューに脇を固める豊富なメニュー。ボトルを頼んで毎日通っても飽きの来ない店だろう。もつ1本勝負の「宇ち多゛」とはまた違った世界である。が、「病みつき度」は「宇ち多゛」の方がはるかに強いと私は感じる。

 もちろん「どちらが上」なんて話ではなく、うまい酒を飲ます方法はいろいろある、ということであり、同業者の末端に加わったばかりの私はとても勉強になる。いやぁホント勉強になる。

 そういうことでただ酔っぱらってるだけじゃないんですよ、奥さん。

 

2007年11月20日 (火)

大はしに挑む・・・第2幕

 11月も後半に入りめっきり寒くなってまいりました。体調を崩されてはいないでしょうか。今年の風邪は非常にしつこいとのこと。昨日通りかかった内科医院もぎっしり満員でした。私自身以前ひいた風邪が完全に抜けきらない状態。お酒を飲んでうどんを食べて体の中から温めましょう。

 11月限定の「坂本龍馬展」も好評いただいておりますがあと少し。是非1度ご覧になってください。

 さて、すっかり更新を怠けていた「大はし来訪記」。以前、旧ブログに立石の名店「宇ち多゛」に小心者の私が挑む奮戦記を書いたが今回の「大はし」はシリーズ第2弾的お店。今日はその続き。

 根津に到着した私。いなり寿司の名店「三花」さんの臨時休業に1日も早いを復帰を願いつつ、千駄木方面へ。途中、有名な「根津のたいやき」を購入。4人ほど並んでいたが、み003_5 んな5匹以上購入。私も負けずに(?)即食用の1匹のほか手土産に6匹買う。

 1度道を外れ、根津神社のベンチでおやつ。薄めの皮が香ばしい。甘さもちょうどよくお茶なしでも平気。

 さて、千駄木へ。千駄木駅前の通りを谷中方面に少し進んだところにある古本・古道具のお店「不思議(はてな)」さんへ立ち寄る。

 このお店、1階玄関かららせん状の階段、2階の店内とびっしり古い本やレコード、雑貨があふれ何ともモダンタイムス心をくすぐるお店なのだ。まさに「掘り出し物を探す」という表現がピタッとくる楽しさ。私はここの振り子時計が気になっているのだ。

 気さくな店主さんにお茶を御馳走になりながら2時間ほど談笑。私とツボが一緒なのか話も弾むし、勉強になる。時計も少し動かして様子を見ておいてくれるとのこと。ありがたい。

 さて、ようやく「大はし」のある北千住へ。千駄木から千代田線ですぐだ。

 引っ張って申し訳ないが続きはまた後日。今回はすぐ更新します。すみません…。

2007年11月13日 (火)

ときわ食堂、大はしに挑む…序章

 月曜日、最近ブームの「谷根千」歩きをしてきた。 谷中・根津・千駄木のぶらり旅である。

 この記事のゴールは北千住の「大はし」なのだがとりあえず、この日の私の足取りを追ってみよう。

 京成線八千代台からまず京成町屋へ。ここで『ときわ食堂』へ行って昼食(もう寄り道…)。初めてかつ念願の訪問だ。駅前ビルの地下にあるのだが、サイゼリヤとケンタッキーに囲まれていながら別世界のように広がる大衆食堂。壁一面に貼られたメニューの数々。仕事の昼休憩と思しきグループもいれば明らかに自由人らしきおじさん。昼からビールやら酎ハイを片手に何やらつまんでいる。

 そういう私もこの日は自由人。早速酎ハイとスジ煮込みを注文。もちろん後学のため…。甘めの味がスジと豆腐にしっかり染みていてうまい。

 しかしこういう店は困る。私は好き嫌いがないのでこれだけメニューが揃っていると何を食べていいか悩んでしょうがない。生姜焼き定食?いや、丼ものがいいか…寿司もあるんだ!でもがつんとくるもの食べたいかな、そう言えば日替わりなんだっけ?…等々。

 結局「うに丼」を選択。この日のサービス品。750円。しかし味もボリュームも大満足。新潟の地ビールも一緒に注文。このビール、母方の実家の近く、白鳥の飛来地で有名な瓢湖のビールらしい。

 しめて昼から贅沢2000円のランチ。気分よく千代田線を使って根津へ向かう。

  谷根千は面白い。街もどこか懐かしさを帯びていて心地よい。そして美味しいものが多い。根津のたいやき、せんべい、甘味…。

 美味しいもの、と言えば根津に「三花」といういなり寿司屋さんがあり、今回のぶらりでそこのいなり寿司を買うことをとても楽しみにしていたのだが残念ながら臨時休業中だった。いろいろ調べたところ以前も体調を崩して休んでいたことがあるとか…。心配だ。

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「三花」近くの道路。いい味出してる…。

 そして谷根千。「古書店めぐりの街」としての側面も持っている。古書めぐり、と言えば「神保町」がまっ先に思いつく。それどころか私はそこしか思いつかないくらいだったのだが、谷根千もなかなかのものである。やはり「文豪の街」だからだろうか。古書店めぐりが好きなくせに、おまけに何度も谷中に来ていたくせに…。

 ってな訳で『不忍ブックストリートMAP』というものを片手に根津から千駄木へ向かう。

 ……長くなったのでつづく。

2007年11月12日 (月)

「うどん」はじめました

 少し間が空いてしまいました…。

 突然ですが・・・

        「うどん」はじめました。

 なぜうどん?疑問は多々あるでしょうが、我楽多(がらくた)酒場ですので…。

 でも、味の方は決して「我楽多」ではありません。飲んでちょっと小腹が空いたとき等にもってこいです!是非お試しください。

           

            湯だめ醤油うどん(つゆなし) 350円

            京おあげさんうどん(つゆあり) 350円

            じゃこ天うどん(つゆあり) 400円

2007年11月 1日 (木)

11月の営業について

 17日(土曜)、臨時休業いたします

 11月15日は坂本龍馬が生まれた日であり、命を落とした日でもあります。

 そこで11月は「龍馬祭」と題して限定メニューを販売いたします。

       米焼酎「龍馬の海援隊」ロック 300円

       ワンカップ酒「土佐鶴 純米」 400円→350円

 是非お越しください。

2007年10月24日 (水)

京都行ってきました

 去る13,14,15日、私の両親と妻との4人で京都へ行ってきた。ま、それで引いていた風邪を長引かせたのかもしれないが・・・。

 神社仏閣好きにもかかわらず私は初の京都上陸。小学校の修学旅行は日光。中学は富士急ハイランド(なんでここ?)。高校は裏磐梯でスキー…。しかもことごとくバスでの移動。結果今日まで京都に行くチャンスに全く巡り会えなかったのである。

 2泊3日。これでもかっ!というほど歩いた。京都は3日くらいじゃまわれない、と周囲に言われたが確かに厳しかった。が、それでも予定の80%は見て回ることができたのではないか。

 1日目。嵯峨野トロッコ列車~天竜寺~渡月橋~壬生寺・八木邸・前川邸・光縁寺~102_3 (夜の)妙心寺

   2日目。本能寺~下鴨神社~上賀茂神社~今宮神社~金閣寺~東映太秦映画村~(両親を宿において)祇園~近江屋跡・池田屋跡

 3日目。清水寺~京都 霊山護国神社~八坂神社~銀閣寺~京都御苑・蛤御門~二条城

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 私たち夫婦は平気でもよく両親が付いてきてくれたと思う(だんだん口数は少なくなっていったが…)。

 私にとって京都は歴史の深い神社仏閣の宝庫、なだけでなく幕末の騒乱の大舞台という面も見逃せない 。

 京都中心街を歩きながら新撰組が、あるいは志士たちがほんの150年ほど前、この街を走り回っていたのかと思うと感慨深いものがある。

2007年10月23日 (火)

営業再開します

 長らくお待たせいたしましたが、今週より通常通り営業いたします。

 さて、しばらく咳のせいでまともに眠ることのできない毎日を送っておりました。そこで退屈しのぎに古本屋で1冊の本を買いました。

               夏目漱石 『こころ』

 高校の頃だったろうか。初めて国語の教科書でこやつと出会った時は「こんな(長い)の読めるかっ!」と思ったものだが、この年になって金出してまで読もうと思う日が来るなんて…。人間成長ですなぁ。

 かつてろくに理解できなかった作品。はたしてどんな内容だったのだろう、と30過ぎて再び『こころ』に挑む。間もなく読破!

 

2007年10月16日 (火)

臨時休業のお知らせ

 いつもお世話になっております。

 先日(10月13日土曜日)、臨時休業をさせていただいて京都へ行ってまいりました。

 が、以前より引いていた風邪を思いっきり悪化させてしまいました。

 そこで、こんな状態でカウンターに立つのは皆様にもご迷惑、と判断し全快するまでお店を休む事に致しました。

 申し訳ありませんが、営業再開までしばらくお待ちください。また、皆様も風邪などひかぬようお気を付け下さい。

                        店主

2007年10月 1日 (月)

10月の休業日

              日・祝、月曜の定休日の他

       13日(土)臨時休業いたします。

10月1日は日本酒の日

 詳しくはサケますが、10月1日は酒蔵では「酒造りの元日」と位置づけられていたようです。それにちなんでできたのが『10月1日 日本酒の日』(注 諸説あるようですが)。

 そこでモダンタイムスでは10月2日(火)から6日までの1週間、「日本酒の日ウィーク」としてワンカップを含めた日本酒を全品50円引きでご提供いたします。

 当店で使用しているお酒は新潟の地酒「朝日晴」。あまり見かけない銘柄だと思いますが、地元の、特に新潟市を中心とした下越地方の酒飲みたちに愛されているお酒です。酒どころの酒飲みが晩酌に飲む日本酒。ぜひお試しください。

 また当店では10種ほどのワンカップを取りそろえております。こちらももちろん期間中50円引き。あなたの好みに合うお酒を見つけてみてください。