およげ!たいやきくんブーム再燃
今年、「日本で最も売れたシングル」としてギネスに登録されたことが影響してか、再ブームになっている『およげ!たいやきくん』。最初の発売は1975(昭和50)年12月。当然レコードでの録音。1992年にシングルCD化。更に1999年『だんご3兄弟』ブームを受け、『およげ!たいやきくん』も再出荷。23年ぶりにオリコンにチャートインした。そして今年3月5日。ギネス登録記念CDが発売。レコード盤の完全復刻と言ってもいい作品のようだ。
およそ450万枚を売ったこの曲。当然私もレコードを持っていた。作詞は高田ひろお氏。「青い空は~ポケェットさ~幸せ包む~ポケェットさ~…♪」のドラえもんの歌を書いている。作曲は佐瀬寿一氏。キャンディーズの『暑中お見舞い申し上げます』、畑中葉子『後ろから前から』を手掛けている。またこのコンビから『パタパタママ』、『ホネホネロック』なども生まれている。
ちなみに日本で1番売れたレコード『およげ!たいやきくん』のカップリング……じゃなくてB面曲は『いっぽんでもニンジン』。歌っていたのは下町酒場のカリスマ「なぎら健壱」氏。大相撲の熱闘を歌った放送禁止ものの迷曲『悲惨な戦い』、フォークダンスの『マイムマイム』、『オクラホマミキサー』の節に風刺を利かせた歌詞を乗せた曲も秀逸だ。
『およげ!たいやきくん』のモデルとなったタイ焼き屋は麻布十番にある『浪花屋総本店』。アニメーションで分かるとおり鯛の型がいくつも彫られている広い1枚の鉄板で焼くのではなく、1匹1匹分かれた焼き型で焼いているお店で、是非その様子を見てみたいと前から思っているのだがなかなか行く機会がない。ただでさえ人気店なのにこのブームで更に賑わってしまうかもしれない。
最後にモダンタイムス的回顧。今回はブームが最高潮だった1976(昭和51)年を振り返ってみる。
この年はオリンピックイヤー。夏季はモントリオール(カナダ)。コマネチが活躍した大会。冬季は…イ、インスブルック?オーストリア…。初めて聞いた……。この前は札幌だったようだが。
『なごり雪』、『北の宿から』、『木綿のハンカチーフ』が発売。何より8月ピンクレディーが『ペッパー警部』でデビューしている。
12月福田赳夫内閣発足。福田親子の陰にタイ焼きブームあり。田中角栄、ロッキード事件で逮捕(7月)。
『こち亀』の連載開始もこの年。立派なものだ。そして猪木VSアリの世紀の凡戦(?)は6月26日の出来事。
ダービー馬はクライムカイザー。ということはトウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスのいわゆる「TTG世代」が活躍した年。年度代表馬には皐月賞、有馬記念を勝ったトウショウボーイが輝いている。
熱い時代だ…。

