旅行・地域

2008年7月15日 (火)

関東1都6県完全制覇の旅

金には余裕がないが、時間には多少の余裕がある。今の私である。

ある日、時刻表を眺めながらくだらないことを考えた。

「鉄道を使って1日で関東1都6県を回る事って可能だろうか。」

幸い、時間には余裕がある。「やってみよう。」

しかし金には余裕がない。“手段を選ばぬ非情な男”というのは時として絵になるが、“非情なまでに手段を選ばなくてはいけない男”というのはいかがなものか。それが今の私である。

出発は08:30起点は訳あって『下総中山』。これが重要『下総中山』から総武線各駅で『市川』へ出て、そこで快速に乗り換え『東京』へ。次に東海道本線に乗り『川崎』へ向かう。これで早くも「千葉・東京・神奈川」の1都2県制覇。

『川崎』から南武線に乗り『立川』、青梅線に乗り換え『拝島』へ。この辺りは未踏の地だ。

『拝島』からは暫く八高線に身を委ねる。埼玉県の『高麗川』で1度電車を降り、後続の高崎行を40分ほど待つ。ここから先は1本でも乗り遅れたら予定が大きく狂ってしまうのでトイレも含め体調には十分留意しなければならない。突発的な雷雨によるダイヤの乱れは正に天敵だ。

左右の車窓すべてに緑が広がる素晴らしい景色に包まれながら80分ほどかけて群馬県『高崎』へ。頭の中に遊佐未森の「夏草の線路」という曲が流れ、都会の喧騒をしばし忘れる。

『高崎』到着は13時をちょっと回ったところ。ここで昼食。限定20個の「岩魚鮨」の最後の1個を手に入れ待合室で食べる。

30分ほど待ち、両毛線で『小山』へ。経路中、最長乗車時間の約100分をのんびり過ごす。

栃木県『小山』からは湘南新宿ライン(都会感あふれるネーミング)で『大宮』へ向かう。残すは茨城県だけなのだが…。実は途中停車する『古河』駅だけが唯一の茨城県。決して寝過ごしたりボーッとしたりすることは許されない。

『古河』を見届け一路『大宮』へ。気付けばすっかり都会の喧騒が戻っている。京浜東北線に乗り『南浦和』、更にそこから武蔵野線に乗り終着駅まで向かう…そうすると?

全行程約356キロ。全乗車時間約7時間(全行程9時間)。総乗車本数11本。総運賃…実は130円。

これは鉄道ファンにはおなじみの「大回り乗車」と呼ばれるもので、JRで決められた適用区間でのみできる裏ワザ。他にも同じ駅を2度通らない、など細かい制限がある。もちろん改札を出ることもできない。簡単に言えば、山手線で隣の駅に行くのにぐるっと逆回りで行く事の超応用編だ。ただしルート選びを慎重に行わないと超過料金を取られる。今回の私のプランは『下総中山』発『西船橋』着の大回り乗車。

JRの乗車規則を確認の上、ご利用は計画的に。

2008年4月15日 (火)

深川散策と煮込み2本勝負…前編

 12日(土)、古書買い入れの為臨時休業頂き、神保町へと行ってきました。残念ながら収獲はありませんでしたが…。

 今回は妻を連れ立っての出張だったため、ついでとばかりに予定を詰め込んでみました。

 題して「深川散策と煮込み2本勝負」。まだぶらりしたことのない深川を散策しながら、「東京3大煮込み」と酔いどれ達から賞賛されるうちの2店「森下・山利喜」「北千住・大はし」をめぐる欲張りツアー。ま、先週も吉祥寺で同じようなことしてますが…。

 まずは東西線を使って「門前仲町」へ。富岡八幡宮から深川不動堂をぶらり。参拝後、深川不動堂の参道で早くもお酒を一杯…といっても正確には甘酒。本等でも紹介されている名物おばあちゃんのいる『清水甘酒店』。店先の縁台に腰掛け早速注文(1杯300円)。ぽかぽか陽気が心地よい。

 ところが向かいにいた男女に声をかけられたことからのんびりムードは一変する。「すみません。これからラジオの中継をするんですが、甘酒の感想コメント頂いてもいいですか?」「えぇ。構いませんよ。」と平静を装い笑顔で返したものの内心大パニック。しかし中継局のチェックも怠らない。どうやら地元の(?)FM局のようだ。全国放送でなくちょっと拍子抜け(今だから強気になれる)。

 いよいよ本番。男性が少し離れた所からレポートを始める。おばあちゃんはのんびり注文した甘酒を用意。「おばあちゃん、早くくれ!こっちは味をみて感想を言わなきゃならないんだ!」レポーターは少しずつ近づいてくる、が甘酒はまだ来ない。頭の中で飲んでもいない甘酒の感想をシミュレーションしてみる。

 ようやく甘酒到着。そしてレポーターも到着。おばあちゃんとのトークが始まる。その間こっちは危機甘酒…じゃなくて利き甘酒に没頭。「あっちぃーっ…」味なんかわかりゃしない。ガイドブックに「ここの甘酒にはショウガが入っている」という紹介が書いてあったのを思い出しそれを元にコメントを構築。

 「それではお客さんにもお話を聞いてみましょう。」というフリの後イヤホンを装着し満面の笑みでコメントを流暢に語る。笑みはラジオなので何の意味も持たないのだが…。

 1分ほどレポートをお届けしてお役御免。やっと夫婦に平穏な日常が戻る。改めて甘酒を味わう。どろっとして濃厚だが生姜のせいか甘さはきつくない。とはいっても苦い甘酒、しょっぱいレポートになってしまった…。

 店を出て『清澄白河』方面へ。途中地獄に寄る。Dscf2424_5 Dscf2423_3

←地獄放映中って…

 ここには願い事別に分かれた賽銭箱にお金を入れると閻魔さまからありがたい言葉をいただける、という素晴らしい装置がある。

 その後、江戸の町並み(深川辺り)を再現した『江東区深川江戸資料館(入館300円)』、『清澄庭園(150円)』、『田川水泡・のらくろ館(無料)』に立ち寄り「森下」から1度「神保町」へ。

 そして散策夜の部へとなだれ込む。 つづく

 

2008年3月10日 (月)

湯島天神 「梅まつり」

 日曜の朝。ある声で目を覚ました。

 「ホ~ホケッ・・・、ホォォォ…ホケッキョ。」

 いまいちぎこちなさが残るが間違いなくウグイスだ。毎年かれこれ10年以上前から、私が住むアパートに1羽のウグイスがやってくる。同じやつかどうかは全くわからない。途中アパートの建て替えがあったにもかかわらず毎年やってきては春を教えてくれる。今年聞くのはこの日が初めてだ。

 「ホー…、ホケッキョ!」

 この日は湯島天神へ梅を見に行く予定を組んでいた。そんな日に初ウグイスとは縁起がいい。寝ぼすけな私たち夫婦を急かしに来たのだろうか。寝ぼけた頭に花札の絵柄がちらつく。

 湯島天神は高校受験を目前に迎えた大晦日に行って以来だ。かれこれ20年近く前の話。全く覚えていない。なぜ湯島か。ふと梅が見たくなり、と言ってもさすがに水戸・偕楽園にまで行くわけにもいかず、梅と言えば太宰府天満宮。太宰府天満宮と言えば菅原道真。道真と言えば天神様…。亀戸よ、今回は浮かばなかった…許せ……。そんなわけで湯島天神。調べるとちょうどこの日が「梅まつり」最終日。

 まず向かったのは本郷3丁目にある「近江屋洋菓子店」というケーキ屋。以前、別の店舗で買って帰ったことはあるのだがこの日の目的はケーキそのものよりイートインの際楽しめる生ジュースとボルシチ。いずれもお代わり自由だ。妻はイチゴサンドショートケーキ、私はみかんのムースを頼み席へ。早速ボルシチとバナナミルクを、妻はイチゴ水を持ってくる。飲み物は甘味を付けていないらしく(ガムシロが別に置いてある)自然の風味抜群でうまい。まさに果汁。他にメロン、みかんの生ジュース。紅茶、コーヒー、ホットミルク、ミルクチョコレートなどが置いてある。とにかく一通りいただく。

 次にカロリー消費のために散策。二人の母校「東大」へ行く…。私は「京のはずれにある」、妻は「北ナントか」卒業…。同音異義のよしみってことで卒業生づらして歩く。

 しかしさすが東大。造りがとにかく重厚。そして広い。遭難しそうだ。有名な赤門や三四郎池(構内に水鳥が羽を休める池がある。我々が行った時はカラスが行水中)を見ていたら学食を発見!日曜でも開いているらしい。においだけ嗅いで退散。次回は学食メインに予定を組むことを妻と確認。

 大幅に寄り道しつつやっと湯島天神へ。天気が良かったこともあり境内は大勢の人。梅も見事に咲いている。が、もっとも見事だったのは梅の散策路から少し離れた出店の脇に咲いている梅。太陽に梅の花が映える。

 春を満喫した1日。

2007年11月13日 (火)

ときわ食堂、大はしに挑む…序章

 月曜日、最近ブームの「谷根千」歩きをしてきた。 谷中・根津・千駄木のぶらり旅である。

 この記事のゴールは北千住の「大はし」なのだがとりあえず、この日の私の足取りを追ってみよう。

 京成線八千代台からまず京成町屋へ。ここで『ときわ食堂』へ行って昼食(もう寄り道…)。初めてかつ念願の訪問だ。駅前ビルの地下にあるのだが、サイゼリヤとケンタッキーに囲まれていながら別世界のように広がる大衆食堂。壁一面に貼られたメニューの数々。仕事の昼休憩と思しきグループもいれば明らかに自由人らしきおじさん。昼からビールやら酎ハイを片手に何やらつまんでいる。

 そういう私もこの日は自由人。早速酎ハイとスジ煮込みを注文。もちろん後学のため…。甘めの味がスジと豆腐にしっかり染みていてうまい。

 しかしこういう店は困る。私は好き嫌いがないのでこれだけメニューが揃っていると何を食べていいか悩んでしょうがない。生姜焼き定食?いや、丼ものがいいか…寿司もあるんだ!でもがつんとくるもの食べたいかな、そう言えば日替わりなんだっけ?…等々。

 結局「うに丼」を選択。この日のサービス品。750円。しかし味もボリュームも大満足。新潟の地ビールも一緒に注文。このビール、母方の実家の近く、白鳥の飛来地で有名な瓢湖のビールらしい。

 しめて昼から贅沢2000円のランチ。気分よく千代田線を使って根津へ向かう。

  谷根千は面白い。街もどこか懐かしさを帯びていて心地よい。そして美味しいものが多い。根津のたいやき、せんべい、甘味…。

 美味しいもの、と言えば根津に「三花」といういなり寿司屋さんがあり、今回のぶらりでそこのいなり寿司を買うことをとても楽しみにしていたのだが残念ながら臨時休業中だった。いろいろ調べたところ以前も体調を崩して休んでいたことがあるとか…。心配だ。

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「三花」近くの道路。いい味出してる…。

 そして谷根千。「古書店めぐりの街」としての側面も持っている。古書めぐり、と言えば「神保町」がまっ先に思いつく。それどころか私はそこしか思いつかないくらいだったのだが、谷根千もなかなかのものである。やはり「文豪の街」だからだろうか。古書店めぐりが好きなくせに、おまけに何度も谷中に来ていたくせに…。

 ってな訳で『不忍ブックストリートMAP』というものを片手に根津から千駄木へ向かう。

 ……長くなったのでつづく。

2007年10月24日 (水)

京都行ってきました

 去る13,14,15日、私の両親と妻との4人で京都へ行ってきた。ま、それで引いていた風邪を長引かせたのかもしれないが・・・。

 神社仏閣好きにもかかわらず私は初の京都上陸。小学校の修学旅行は日光。中学は富士急ハイランド(なんでここ?)。高校は裏磐梯でスキー…。しかもことごとくバスでの移動。結果今日まで京都に行くチャンスに全く巡り会えなかったのである。

 2泊3日。これでもかっ!というほど歩いた。京都は3日くらいじゃまわれない、と周囲に言われたが確かに厳しかった。が、それでも予定の80%は見て回ることができたのではないか。

 1日目。嵯峨野トロッコ列車~天竜寺~渡月橋~壬生寺・八木邸・前川邸・光縁寺~102_3 (夜の)妙心寺

   2日目。本能寺~下鴨神社~上賀茂神社~今宮神社~金閣寺~東映太秦映画村~(両親を宿において)祇園~近江屋跡・池田屋跡

 3日目。清水寺~京都 霊山護国神社~八坂神社~銀閣寺~京都御苑・蛤御門~二条城

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 私たち夫婦は平気でもよく両親が付いてきてくれたと思う(だんだん口数は少なくなっていったが…)。

 私にとって京都は歴史の深い神社仏閣の宝庫、なだけでなく幕末の騒乱の大舞台という面も見逃せない 。

 京都中心街を歩きながら新撰組が、あるいは志士たちがほんの150年ほど前、この街を走り回っていたのかと思うと感慨深いものがある。