ギャンブル

2008年7月 2日 (水)

突然ですが…

花月園競輪場の煮込みライス600円。
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健全賭博愛好会からのお知らせでした(何のこっちゃ)。

2008年6月28日 (土)

滝沢正光

 「滝沢正光」

 …と書いてこの人が何者か分かる人がどれくらいいるのだろう。特に八千代市民には知っていて欲しい名前なのだが…。

 競輪界の怪物「滝沢正光」が引退した。プロスポーツ各競技にはたいてい「怪物」とあだ名される人がいる。特にプロ野球界には江川卓、松坂大輔、最近では中田翔など時代ごとの怪物が存在するが、競輪界においては「怪物=滝沢」であり他の誰のことも示さない正真正銘の怪物なのである。それほどまでに強かった。

 史上2人目のグランドスラマー。最高の成績を収めた1987年はGⅠ3連覇を含む13場所連続優勝。勝率は何と8割を記録し、落合博満を抜いて全プロスポーツ界の賞金王に輝いた。

 競輪選手としては正に名実ともに「怪物」だったのだが、人柄は温厚。テレビなどに出ると常に笑顔を絶やさず、そして愚直なまでに真面目な人だと感じた。

 しかしいざレースとなると表情一変。虎視眈々とタイミングを計る鋭いまなざし。全速力で駆けたときの歯を食いしばった表情などその気迫あふれる姿が多くのファンに愛された理由だったと思う。

 八千代市生まれの有名人は?と聞くと某ラーメン店を実家に持つ女優の名が挙がったりするだろうが、八千代市生まれのスーパースターは?となれば間違いなく「滝沢正光」であろう。

 29年余、お疲れ様でした。

2008年6月26日 (木)

寺山修司的宝塚記念予想

 「最近全然当たんないじゃない。」

 風俗嬢のさくらちゃんがニヤニヤしながら私に言う。

 そう、今年の春競馬は全く当たらなかった。かすりもしないレースもあったが予想だけ当たって馬券を取りこぼすレースもかなりあった。いずれにしても1銭にもなりはしない。

 「フジキセキだのナンとかデピュティだの、そんな馬の子供に引っかき回されっぱなしだったぜ。」

 ラーメン屋の功も春競馬は散々だった。

「その馬の子供が6枠に同居してるじゃないか。」

 私は競馬新聞を功に放ってやった。

「6枠…。⑨エイシンデピュティに⑩ドリームパスポートか…。春競馬のオーラスだしな、この2頭で勝負するか…。」

 もう予想する気力も無いらしい。

 この宝塚記念。過去48回を数える歴史あるレースの割りにどういうわけか、いまだ父子制覇は達成されていない。それどころか日本国内で走っていた馬の子供が勝った例も少ない不思議なレースだ。ちなみにその少ない例とはざっと見てもタマモクロス(父シービークロス)、メジロライアン(父アンバーシャダイ)、メジロパーマー(父メジロイーグル)、メジロマックイーン(父メジロティターン)くらい。

 今年の出走馬の中で輸入種牡馬の仔は14頭中半分の7頭。②メイショウサムソン③フォルテベリーニ⑧ロックドゥカンブ⑨エイシンデピュティ⑪アサクサキングス⑬アサカディフィート⑭エアシェイディ。

「その7頭、どう組み合わせるの?」

 さくらちゃんが鋭いことを聞く。

「⑤サクラメガワンダーさ。」

「そりゃ、グラスワンダーの仔じゃねえか。」

 功が新聞を見ながら言う。

「そろそろ父子制覇があってもいいんじゃないか、と思ってさ…。」

 私の狙いは宝塚記念史上初の父子制覇が果たされるとみて⑤から7頭への馬単流し馬券だ。今年で49回目。半世紀に1度の快挙に賭けてみようと思う。

 それをふーん、と聞いていたさくらちゃん。宝塚なのに男役のスター「ウォッカ」も娘役のスター「カワカミプリンセス」もいないからつまらないと10歳のオカマ⑬アサカディフィートの複勝でひっそり楽しむ事にしたようだ。

 

2008年6月 1日 (日)

寺山修司的日本ダービー予想

 家の電話が鳴った。

 「もしもし私。」

 「え?誰?」

 「ミホよ。久しぶり。」

 ミホ?あぁ、あの娘か…。しばらく考えてようやく顔を思い出した。

 「メールくれたでしょ?」

 私には記憶がない。え?と戸惑っているうちに

 「メールありがとう。今度久しぶりに会おうよ。またね!」

 そういって電話は切れた。

 慌ただしい電話だったが、私は照れ笑いを浮かべながら受話器を置いた。

 …とここで目が覚めた。今朝の夢の話である。

 思えば、夢の中で思い描いた「ミホ」の顔には覚えが全くない。が夢の中では完全に声と名前と顔が一致していた。あれは誰なのだろう。前世での知り合いだろうか…。少なくとも私と接点があった実在のミホさんとはいずれも別人だ。

 ミホとはどんな字を使うのだろう。美穂、美保、美帆、巳緒、美歩…。 まてよ。ひょっとしたら「美浦」か?折しもダービー当日の早朝の夢だ。これは何かの知らせかもしれない。

 美浦所属の、いわゆる関東馬はここしばらくダービーを勝っていない。彼女は電話で「久しぶり」と話していた。もしかしたら関東馬が来る、という予告か…。調べてみると最後に関東馬がダービーを勝ったのは1997年のサニーブライアン。その年のダービーは6月1日に行われている。これは偶然か。

 それから11年後の同じ日。サニーブライアンと同じブライアンズタイム産駒の関東馬が1頭いる。マイネルチャールズだ。しかも名前の由来は「冠名(マイネル)+人名」とある。人名が誰かまでは明かされていないが私の好きな「チャールズ・チャップリン」からの命名に違いない。

 今年のダービー。この夢がどこまであてになるか分からないがマイネルチャールズと照れ笑いのスマイルジャック。この2頭で勝負してみたいと思う。

 

 

2008年5月30日 (金)

日本ダービー

 いよいよ日曜日は競馬の祭典「第75回日本ダービー」である。一方、地方競馬でも来週「ダービーウィーク」と称し、6月1日の九州ダービーを皮切りに各地区でダービーが行われ、7月9日大井競馬場で行われる「ジャパンダートダービー」での全国統一を目指す。

 私の日本ダービーの予想は…といつもならうんちくを交えつつ始めるのだが今年は馬券がちっとも当たらないのとダービーを的中させた覚えが全くないことから直接的な競馬の話題はここまでとする。ぼそりと「スマイルジャック」なんてこぼしつつ…。

 私は大学に入るまで国語と歴史の教科書以外の活字の本を全く読まなかった。その代わりマンガはよく読み、友人から「マンガ図書館」と言われるほど莫大な量の漫画単行本を所有していた。

 が、何とか受かった大学が自宅から2時間半かかるところで、毎日の通学時間の過ごし方が問題となった。朝5:30に京成線八千代台駅を出る電車に乗らなくてはいけないので駅売りのスポーツ新聞も間に合わない。さてどうしたものか、と考えを巡らしていた時偶然ある1冊の本に出会った。

 近所のコンビニでふと目に入った「日本ダービー」の文字。当時すでに競馬好きだった私は反射的にその本に手を伸ばした。『日本ダービー殺人事件』正確なタイトルはこうだった。作者は西村京太郎。と言われてもピンと来ないほど当時の私は活字の本や作家に疎かったのだ。

 中身を見ずタイトルだけでとりあえず買ってみたこの本。面白い!西村京太郎ミステリーの代名詞的キャラ「十津川警部」が主人公である。このときはじめて「あぁ、ドラマで愛川欽也が主役の奴はこのシリーズか」と気づいた。(※正確には愛川欽也は十津川警部の名パートナー亀井刑事役で、十津川警部は当時三橋達也が演じていた。もちろんそんなことまで把握できていない。)

 以来、西村京太郎…というより十津川警部の虜となった私は古本屋で彼のシリーズを買い漁った。おかげで毎朝の通学も苦ではなくなり、読み慣れなかった活字の本も抵抗がなくなると共に読む速度も速くなっていった。

 気付けば我が家には莫大な量の十津川警部シリーズの本が揃っている。内容を確認せずタイトルだけで「これは面白そうだ」と買ってくるのでダブっているものも結構ある。しかも妻も十津川警部好き…。嫁入り道具に十津川警部の文庫本が含まれていた……。

 すべてのはじまりは「日本ダービー」の文字だった。1つの趣味が巡り巡ってどんな出会いをもたらすかわからない。思えば妻との出会いも「競馬」だったっけ。

 

2008年5月19日 (月)

馬市

 競馬が全然当たらない。

 18日のヴィクトリアマイル。用事があってテレビ観戦はできなかったのだが、私の軸はブルーメンブラット。あぁ、読んでいる人の嘲笑が聞こえてきそう。大接戦の末見事3着。馬連で7頭に流したのだが、掲示板に載った馬どれと組み合わせても的中だったのに…お前が3着では……。

 思い切って馬券を買うのをやめて馬を買っちまおう!

 …と訪れた船橋競馬場。今日19日、ここで1歳、2歳の競走馬のセリ『千葉サラブレッドセール』が開催された。初めてみる競り市。さてどんな血統の馬を競り落としてやろうか。 と意気込んだところで馬主の資格など持っている訳でもないのでただの野次馬。今日上場されるどの馬より血統も馬格も劣る、しがない野次馬である。

 いつものレース開催中の船橋競馬場とは違いなんか格式が感じられる。周りにいる人がみんな金持ちに見えてしまう。Dscf2491

←馬場内にも入れる。 

 言い忘れたが、この『サラブレッドセール』一般の人も見ることができる。もちろん買うことはできないが…。パドックも開放。馬場にも入ることができ結構楽しい。無料で軽食や飲み物の用意もあり(もちろん馬を買って下さるお客様向けだろうが、我々も手は出せる)これからセリに臨む馬たちを身近に見ることができる。

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←僕たち買ってもらえるかなぁ…heart04

 

肝心の競り。厳かな雰囲気の中響く馬の価格。「さんびゃくまーん!さんびゃくまーん!どぉーですかぁー!コマンダァーインチーフのおとこうまぁー!さんびゃくまーん!さんびゃくまーん!どなたかいらっしゃいませんかぁー!先程の調教タイムは2ハロンで○○秒ー!さんびゃくまーん!さんびゃくまーん!これでラストコールとなりまーす!…」

 声がかからなければ「主取り」。簡単に言えば「お持ち帰り」ということだろう。はじめなかなか声がかからなかったが、次第に声がかかる馬が出始め、時にはどんどん値がつりあがる馬も出始めた。展示されている馬としては何とことだかさっぱり分からないだろうが、主取りとなった馬はどこか寂しそうに見えてしまうし、値がついた馬はちょっと誇らしげだ。

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←(問)この仔は値がついたでしょうか、それとも…?

 今日値がついた馬たちの大部分は現2歳馬。今はまだ名前も無い。しかし同級生たちの中には、ホッカイドウ競馬ではもうデビューしている馬もいるし、中央競馬でも間もなく新馬戦が始まる。彼らが無事ゲートインできる日を楽しみにしたい。

2008年4月21日 (月)

レ・ミゼラブル(あぁ無情)

 私が競馬を楽しむ時、最近は3連複勝負に明け暮れている。3連複導入前は馬連勝負をしていたのだが、あまりにも1・3着だの2・3着だのが多くてほとほと弱っていた。

 3連複が発売され「待ってました」とばかりに転向。導入当初はそれなりに戦績が良かった。しかし最近再び「前後賞病(?)」が再発し、4着を当てるのがうまくなってしまった。

 これはいかん、と再び馬連を買ってみた。

 桜花賞の日の中山メイン『春雷S』。⑮ウエスタンビーナス(4番人気)を軸に④アイルラヴァゲイン(1番人気)、②リキサンファイター(2番人気)へ流すも⑮-⑥-④ときて1・3着。桜花賞は手も足も出なかったが、皐月賞前日の『ニュージーランドT』。③カンパニー(1番人気)と⑥エイシンドーバー(3番人気)で自信の1点勝負も③-⑪-⑥で1・3着

 そして皐月賞。軸は②スマイルジャック(4番人気)も人気の盲点⑦キャプテントゥーレ(7番人気)に妙味を感じ⑨マイネルチャールズ(1番人気)へ1点追加…。結果はご存じ⑦-①-⑨の1・3着

 4戦して3レースで1・3着…。本命サイドでも穴でも1・3着。天皇賞までにはこの悪いリズムを抜け出したいが……。

 その天皇賞。以前取り上げたメジロマックイーン産駒の『ホクトスルタン』が賞金面をクリアし出走が内定した。後はケガ等の問題だけである。メイショウサムソンの調子が今ひとつの今年なら勝ち目はある。何とか調子を整えて最高の舞台で最高の走りを見せてほしい。

2008年3月24日 (月)

頑張れ!ホクトスルタン!!

 少し時差のある話で申し訳ないが…。

 3月16日。内田浩一騎手が引退した(正確には20日付)。同じ日、中山競馬の準メイン「サンシャインS(1500万下)」をトップハンデのホクトスルタンが圧勝(6馬身差)した。

 共通項はメジロマックイーン。内田騎手を背に菊花賞を勝ち、以降名馬への道を歩んだメジロマックイーン。その産駒であるホクトスルタン。内田騎手は約20年のジョッキー生活を終え調教助手として競馬界を支えていくようだが、ホクトスルタンにはターフ上でこれから重要な役目が残されている。

 天皇賞父子4代制覇

 ホクトスルタンとしては「そんなこと言われても…」とか「メジロって名前じゃないし…」とか思っているかもしれないがメジロマックイーン産駒の現役最強馬として多くの競馬ファンが注目しているのも事実である。

 はたして賞金的に出走が叶うかどうかは微妙なラインかもしれないが、競馬が血統のドラマである1面を久々に感じさせてくれる馬が出てきたことはうれしい限りだ。

 

2008年3月 7日 (金)

雑感

 今日3月7日は1948年に「消防組織法」という法律が制定されたことから「消防記念日」に制定されている。また、上条恒彦が生まれ(1940)、山口百恵が婚約・引退を発表し(1980)、メイショウサムソンが生まれた日でもある(2003)。

 それより何より1866年のきょう、「薩長同盟」が成立している。日本が大きく変わる第1歩となる約140年前の今日。果たして2008年の3月7日はどんな日になるのか。

 競馬の話。今日のスポーツ新聞。船橋競馬の出走表が出ている。気になったのは10R内外タイムス盃。この3歳限定の条件戦は9頭立ての少頭数で行われるのだが出走馬の父馬がなかなか面白い。ティンバーカントリー、パラダイスクリーク、アフリート、カコイーシーズ、アメリカンボス、ニューイングランド、フサイチソニック…。今日本競馬界を席巻するサンデーサイレンス系の父馬がわずか1頭。しかも地味なニューイングランド産駒。こういうレースも珍しい。

 え?種牡馬が7頭しか書いてない?そう、本項目のメインはこれから。残る2頭の種牡馬は一緒。その名はゴーカイ。そう、JRA賞最優秀障害馬に2度輝いた名ジャンパーである。そんな彼の子供が2頭も同じレースに名を連ねる、しかも馬齢限定の平地戦。これは奇跡である。

 調べてみると地方競馬に現在登録されているゴーカイ産駒は2世代11頭。うち現3歳は8頭。その内の2頭が同じレースに出る。繰り返すが奇跡である。ちなみにゴーカイ産駒の最多勝は1つ上のゴーユウ(引退後死亡?)の3勝。今回出走するスパイクタリス、エスケイゴーは現在2勝。ゴーカイ産駒の頂上決戦である。レースの勝ち馬よりこの2頭の勝者が気になってしまう。

 ちなみにゴーカイ産駒のほとんどの馬主さんは○○フォンテンでおなじみの吉橋さん。実はゴーカイの馬主さんでもあった。毎年自分の繁殖牝馬とゴーカイをコツコツと種付けしている。血統も平地の競走成績もそれほど見所のないゴーカイ。でも障害馬として偉大な功績を残したゴーカイの為に血統が絶えないよう苦心されているやさしい馬主さんだ。南関東競馬で主に馬を走らせている馬主さんなのでゴーカイ産駒も自ずと走る場所が集中してくるのだが、いずれ日本中に、そして父が果たせなかった中山大障害制覇を成し遂げるような仔が出てくることを待ちたい。

2007年12月21日 (金)

馬なり12.5ハロン劇場 07有馬記念編

「この1戦はポストディープインパクトを決めるレースと言われているんだ。この僕が恥ずかしいレースをしちゃいけない。何たってあいつが勝った競馬の最高峰ダービーで2着だったのは他の誰でもない。この僕なんだから。」

インティライミ5歳。

「そんなこと、みんな忘れちまってるぜ。」

チ、チョウサン!?

「俺だって出世が遅れたとはいえ同級生だ。同じディープ世代として負けるわけにはいかないぜ。」

「ぽっと出の奴にディープ世代なんて気安く言われたくないね。俺はディープと共にターフを歩んで…。」

「よく言うよ。ディープと同じレースに出たの、たったの2レースじゃないか。しかも背中も見えないくらい離されたくせに(※作者注05年ダービー0.82着。06年阪神大賞典408着)。だいたい天皇賞回避して満を持してまで挑んだジャパンカップで大敗した奴が偉そうなこと言うな!」

「ぐっ・・・。そういうお前だって有馬は一体どうするんだよ。逃げるんだか追い込むんだかはっきりしろよ。周りの馬にも予想するお客さんにも迷惑なんだよ!」

「しょうがないだろ…。鞍乗がそういう人なんだから……(※横山典弘です。どうしましょ)。」

(所変わって……)

「このレースに勝って年度代表馬。そしてサムソン時代の到来をはっきりさせなくては。」

「待て。メイショウサムソン。俺だって年度代表馬の座をあきらめた訳じゃない。これを勝って今年GⅠ3勝。年度代表馬の座を手土産に引退だ!」

「そうは言ってもダイワメジャーさん。今お持ちのGⅠ2つで僕の天皇賞・春1つ分の距離しかならないので…。」

「うるさい!1600mだってGⅠはGⅠだ!!

「メジャー、年度代表馬の座は無理だが、俺だってこのレースは何としても勝ちたい。お前は引退する身だが、俺は今が1番充実しているときなんだ。」

ポップロックか!」

「サムソン。僕だってポップロックさんと同じ気持ちだ。」

ドリームパスポート!?

「僕は去年のジャパンカップで3歳ながらディープさんの2着に入った男だ。怪我が癒えた今、ディープさんの後継は僕だ、ということをアピールするんだ!」

「それはこのポップロックとて。去年の有馬、ディープを一番間近で見送ったのはこの俺(※2着)。今こそ…。」

「2頭ともそういうことはGⅠを勝ってから言うんだな。この善戦マンコンビがっ!」

デルタブルース!?

「俺はGⅠ2勝馬。本来の力が出せていればディープにだってそうやすやすとは…。」

「おい、デブ。GⅠ2勝っていつの話?」

「メジャー、勝手に人の名前を略すな。確かに最初のGⅠはほんのちょっとだけ昔の話かも知れないが(※04年菊花賞。結構昔)去年の11月オーストラリアで…ってポップロック。お前あのレース2着だったじゃないか!」

「あれ、そうだっけ?」

「忘れるなよ。同厩生の貴重な栄光なんだから…。」

「それにしてもポップ。お前、外国でも勝ちきれないんだな…。」

「……。」

(再び所変わって…

スカーレット。エリザベス女王杯はドタキャンして失礼しちゃったけど、有馬で決着をつけるわよ。」

「そう言われてもウオッカ。今年3回勝負して21敗なんだから…。しかも私が負けたのはGⅢだし。」

「おだまり!秋華賞はアタシ休み明けだったんだから度外視よ。」

「そんな勝手な…。」

「アタシには負けられない理由があるの。それはこの有馬を勝って年度代表馬になって絶対ディープ先輩と永遠に並べて名前を刻んでもらうの。そしてアタシと先輩も永遠に結ばれるの…。」

「ちょっと待ってよ。私だってディープ先輩はあこがれの馬なんだから、そう簡単には譲らないわよ。」

「何言ってんの。アンタのお祖父ちゃんとディープ先輩のお父様は同じでしょ(※サンデーサイレンス)。言わば親戚じゃないの。結婚なんてできないんだからね。」

「…。そんな深いことまで今は考えてないわよ。いい?私は今年GⅠ3勝よ。あなたなんて頼りない男どもの揃ったダービー勝っただけじゃないの!」

「ちょーっと待ったぁ、ガール達。そのダービーには間に合わなかったけどGⅢ・GⅡと一気にいただいて無敗でGⅠまで進んだこのロックドゥカンブを忘れないでほしいなぁ。ま、菊花賞は注目されちゃったせいもあってちょっと慎重になり過ぎて失敗しちゃったけど、有馬はもっとアクティヴに狙っていくからさぁ。卒業した奴のことなんて忘れて俺と…。」

「うるさい!ガキは黙ってろ!!

「そうよ。ダービーでアタシの影すら踏めなかったアサクサキングスに完敗したくせに!!

「うぐっ…。そりゃ、オイラは南半球生まれで同級生とは言っても確かに幼いけどさ…。」

「悔しかったら斤量2kg増でアタシたちと勝負してみな。そうしたら1馬前の男と認めてあげるよ。」

「いや、それは、あの、JRAの規則もありますので………(汗)。」

最後にその他の馬たちは…。

「ディープインパクトの後継者決定戦?」 「年度代表馬?」

そんなの関係ねぇーそんなの関係ねぇーそんなの関係ねぇー…

2007年12月14日 (金)

年度代表馬の座は誰の蹄に

 今年の中央競馬のGⅠも残すところ有馬記念だけとなった(大障害を除いて)。

 今年は人気投票上位馬が多く出走してくるので面白いレースになりそうだ。同時に気になるのは「年度代表馬の座」。このレースに勝つことが1番の近道、と言っていいほど今年は混戦模様となっている。

 印象度で言えば何といっても牝馬のダービー制覇という快挙を成し遂げたウォッカで文句なしだろう。ただ、以降はややリズムが悪い。ジャパンカップで4着と好走しただけに力落ちはなさそうだ。有馬記念で勝てばおそらく満場一致で、となりそうだが…。

 例年、年度代表馬選びは印象度だけでは決まらない。印象度NO.1のウォッカにGⅠで2勝しているのがダイワスカーレット。今年のGⅠV3と数的にも優位。ただ、牝馬限定戦のみの実績なだけに有馬記念は今後を占うためにも大事な一戦となる。

 兄のダイワメジャー。正直アンカツの気持ちを思えば回避して欲しかった気もする。が、去年の3着馬。今年はGⅠ2勝。ただいずれもマイル戦の為やや格が下がる。それでも有馬記念で引退レースを飾る、ともなれば十分年度代表馬も狙える。問題は妹と脚質が似ている点。折り合うのか、共倒れ覚悟か…。そのあたりをどう予想するか、賭ける方としてはダイワメジャーの存在は頭を大いに悩ます。

 古馬の大将格は何といってもメイショウサムソン。今年は天皇賞春秋連覇のGⅠ2勝。しかしジャパンカップの取りこぼしは痛い。有馬記念を勝てばやはり文句なし、となりそうだが相手をねじ伏せるほどの力量差は無い為頭狙いもしにくい。私個人的にはオペラハウス産駒はもしかしたら冬場に弱いのかな、と勝手に思っている。

 すでに引退を決めたアドマイヤムーン。有馬記念には出走しないがドバイのレースを合わせると今年GⅠ3勝。格で言えば現時点での年度代表馬最有力候補だ。が、有馬記念での勝利は印象度的にも年度代表馬争いに優位に働くので前出の馬のいずれかが勝てばその座は危うい。ポップロックやロックドゥカンブなどの強力伏兵陣の援護射撃が欲しいところだ。

 ポスト「ディープインパクト」を争った今年。結果的には実力伯仲の大混戦の1年となった。果たして今年を締めくくるのは一体誰か。久しぶりにまさに「オールスター」と言えるレースになりそうだ。