深川散策と煮込み2本勝負…後編
前回の続き
「森下」から都営新宿線で「神保町」に着き早速昼飯。せっかくの深川旅。「深川丼」も候補に挙がったのだが意外と高値だったのでお気に入りのカレー店「ボンディ」でいただく。ここはどういうわけか蒸かしたジャガイモが2個ついてくる。カレーは勿論だがこれも楽しみのひとつ。
何軒か古書店をまわって再び森下へ。時間は16:30。『山利喜』の開店は17:00なのでちょうどいいじ、かん…って店前はすでに長蛇の列。慌てて並ぶ。
私自身「山利喜」は2度目。前回は17:00丁度に並び1時間近くそのまま。結局門前で断念している。今度こそここの煮込みを味わわなければ。
←本館は2008年8月から建替工事に入るらしい
巷で言われている「東京3大煮込み」については本ブログでも何度か紹介しているが改めて説明すると、ここ「山利喜」のほか「北千住・大はし」、「月島・岸田屋」で3大。おなじみ「立石・宇ち多゛」、「門前仲町・大坂屋」を入れると5大となるようだ。
無事入店し、噂の「煮込み玉子入り(600円)」と「ガーリックトースト(300円)」、それにもつ焼きを適当に頼む。ここは大衆酒場の割に客層が若い。飲んでいるものもチューハイ(380円)よりワインの方が目立つくらい。軽く違和感を感じる。お待ちかねの煮込み。一般的なもつ煮込みのイメージで食べると「ん?」と思うがこれはこれでうまい。この汁に「ガーリックトースト」をつけて食べる、という食べ方は名物と呼ばれるとおりピタリとあう。しかし私はどーも違和感が拭い切れない。まず値段。そして客の回転の悪さ。他の大衆酒場とは明らかに一線を画す店だ。もちろんひと品ひと品うまいことは間違いないし、行列ができるのも頷けるのだが…。
2杯ほど飲んで2軒目へ。「森下」から都営新宿線、半蔵門線を乗継ぎ「北千住」へ。方向音痴の私の案内のせいで迷いながら何とか到着(前回ひとりで来た時も迷っている)。幸いタイミングよく待つ人もなくすんなり席へ。迷ったおかげか。「千住で2番 名物牛煮込み(320円)」に「海ブドウ」「おしんこ」に焼酎のボトル(キンミヤ600ml 氷、梅シロップ、炭酸1本付1250円)を注文。ひとりのときはさすがに頼めなかったが妻と二人なら鬼に金棒。炭酸を追加しつつ飲み進める。
ここは「牛煮込み」は勿論だが店員さんの客あしらいも名物のひとつ。無駄なく威勢よくまさに「テキパキ」という言葉を具現化した状態。妻も感心しきり。「牛煮込み」もかみしめるたびに程よく甘辛いツユが口に広がる。
あっという間にボトルを空にし退店。充実した時間だった。酔い具合もちょうどよい。ラジオ出演が昨日のことのように感じられる。
これで一応3大煮込み制覇ということになった。わが夫婦的には「岸田屋がキングオブ煮込み」ということで一致した。もちろんどれもうまかったのだがこちらが想像する煮込みと出される煮込みが一致するのが授賞理由。まだ「大坂屋」が残っているので5大煮込み制覇はお預けだがやはり煮込みは店にも客にも愛されるメニューである、ということを再確認した。


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